【ハイライト動画あり】混戦のグループAが決着。スーパーラウンド進出はベネズエラと滑り込んだアメリカ。WBSCプレミア12
メキシコで開催されている「第3回WBSCプレミア12」のグループAは、この日がオープニングラウンド最終日となり、2会場にてスーパーラウンド進出を決する3カードが行われた。 【ハイライト動画】グループA メキシコ vs. アメリカ
『チャロス・デ・ハリスコ』でのデーゲームでは、3勝1敗でグループA首位に立つベネズエラと、負ければ敗退が決まるオランダが対戦。
目下2連勝で勢いに乗るベネズエラは初回、オランダ先発シャイロン・マルティスの立ち上がりを強襲し、一死満塁から押し出しと犠飛、さらには7番エイーレ・アドリアンサの2点適時二塁打でいきなり4点を先制する。
打線に火のついたベネズエラは3回にも3番エルリス・ロドリゲスとアドリアンサの豪快な本塁打などで4点を加え、オランダを圧倒する。ベネズエラはこの後、4回以降も3イニングに渡り毎回1点ずつを追加。
投げては先発リカルド・ピントが5回3安打無失点と好投すると、6回以降も3人の継投でオランダ打線を零封する。結局、試合はベネズエラが11-0の7回コールドで勝利を収め、グループA首位突破でスーパーラウンド一番乗りを果たした。
◆試合結果 ※7回コールド オランダ |0 0 0 0 0 0 0| 0 ベネズエラ|4 0 4 1 1 1 X|11
この日のナイトゲームでは、『サンタ・テレシータ』ですでに敗退の決定しているプエルトリコと、勝てばスーパーラウンド進出の可能性が残るパナマが対戦し、『チャロス・デ・ハリスコ』では、勝てば無条件でスーパーラウンド進出の決まるアメリカと、生き残りに勝利が絶対条件の地元メキシコが対戦した。
プエルトリコとパナマの一戦はシーソーゲームとなり、パナマが初回に1番エドガー・ムニョスの先頭打者本塁打で先制するも、プエルトリコは3回に1番エセキエル・パガンのソロ弾で試合を振り出しに戻す。
負けられないパナマは5回に9番ジョシュワン・ライトの適時二塁打で勝ち越すも、プエルトリコは直後の6回に4番サビン・セバージョスの2ラン弾で逆転に成功する。