「新宿野戦病院」「絶望の時に笑うのがクドカン」「ヨウコ先生優しいね」
脚本・宮藤官九郎氏の「新宿野戦病院」(フジテレビ系)の第5話が、31日に放送された。 本作は新宿・歌舞伎町にある病院を舞台に、さまざまなバックボーンを持つ“訳あり”な登場人物たちが交錯する社会の構図をテーマとし、ときにユーモアを織り交ぜながら、さまざまな悩みや問題を抱えながらも強く生きる人たちの姿を通して、命の尊さを訴えかける救急医療エンターテインメント。(*以下、ネタバレあり) ヨウコ(小池栄子)が院長(柄本明)とリツコ(余貴美子)との間に生まれた娘であることを知ったはずき(平岩紙)は動揺を隠せない。一方、自分が院長の娘だとは知らないヨウコは、はずきの様子がおかしいことが気になっていた。 事情を知っている院長とリツコ、そしてはずきと白木(高畑淳子)は、院長室で今後のことを話し合う。院長はヨウコに病院を継いでもらいたいと語るが、それを聞いたはずきは大反対。 リツコが、ヨウコがとても優秀な医者であることを語ると、医者ではない自分とヨウコを比べたはずきは、病院を飛び出してしまう。 そんな中、ヨウコは、聖まごころ病院に夏になると涼みに来るホームレスのシゲさん(新井康弘)のことを聞き、興味津々の様子だったが…。 放送終了後、SNS上には、「英語と岡山弁で重要なことを言い続けるヨウコ先生がすごく好き」「ヨウコさんはいろいろと問題はあるが、人間味がある。亨(仲野太賀)はヨウコさんのおかげで本物の医者になっていくのかな」「ヨウコ先生の『マイナ保険証も結構だが、対応できない者もでーれーいる。そういった連中をどうか排除しないでくれ』っていう一言がよかった」「みんなで笑いながら心臓マッサージをするところがよかった。ヨウコさんなりのみとり方がすてきだった」といったコメントが上がった。 また、「昼の顔と夜の顔、サバサバと熱さ、生と死、平等と不平等など、対極にあるようで同時に存在するもの。そんなことがテーマになっている。深い」「今年はクドカンドラマめじろ押しだけど、このドラマは見ていてモヤッとする瞬間がなく、純粋に楽しい。荒唐無稽でも、ちゃんと庶民の味方をしてくれている感じがする」「意地悪ベンチやマイナ保険証や政治家vsホームレスなど、今回も盛りだくさん。ヨウコ先生優しいね。いろいろと勉強になった回でした。クドカンありがとう」といった声も。 そのほか、「聖まごころ病院の医療陣、いつの間にか一体感」「いろいろと心に染みる」「絶望の時に笑うのがクドカン」などのコメントもあった。