連敗阻止はどちらか。再起をかけた4勝4敗同士の「クボタスピアーズ船橋・東京ベイ×トヨタヴェルブリッツ」!NTTジャパンラグビーリーグワン2023-24第9節交流戦
4勝4敗同士の注目カードだ。
ディビジョン1(D1)第9節交流戦。3月9日(土)は、東大阪市花園ラグビー場で、6位のクボタスピアーズ船橋・東京ベイ(勝点21)が、7位のトヨタヴェルブリッツ(勝点19)を迎え撃つ。
ホストのスピアーズは前節、三菱重工相模原ダイナボアーズに28-34で4敗目を喫した。
これは前身トップリーグ以降では初めてのダイナボアーズ戦黒星となった。
スピアーズのフラン・ルディケHC(ヘッドコーチ)は、乱れた規律(ペナルティ13回、イエローカード1枚)について厳しい表情だった。
「プレッシャーが掛かった場面でペナルティを重ねてしまい、やりたいラグビーができずに自滅してしまいました」
昨季初優勝したスピアーズは今季、すべてのチームが渾身の力で挑んでくる「前年度優勝チーム」としての立場を初めて経験している。
昨季優勝メンバーのケガなどによる離脱(HOマルコム・マークス、PRオペティ・ヘル、SOバーナード・フォーリーら)も重なり、逆風を受けながらの闘いが続く。
前身トップリーグ含めて4季連続のトップ4入りへ、ここで踏みとどまれるか。
U20南アフリカ代表を経験しているHOスカルク・エラスマス。LOルアン・ボタ。WTB金秀隆。そしてリーグ戦は今季出場となるFB島田悠平だ。
リザーブには、出場すればリーグ戦は初キャップとなる元帝京大学主将の江良颯。そしてカテゴリAになったPRオペティ・ヘルが第2節以来、待望のメンバー入りを果たした。
一方のヴェルブリッツも前節敗戦を喫しており、連敗阻止をかけた闘いとなる。
前節はコベルコ神戸スティーラーズに22-57で大敗。後半にリズムを崩して一気に引き離された。
「後半の最初、キックオフからのラインブレイクやインターセプトなど、失点が続き、スイッチが切れたような瞬間がありました」(ヴェルブリッツ、ベン・ヘリング ヘッドコーチ)