絶滅危惧種ノグチゲラ、名護岳で生息確認 繁殖に期待 沖縄
沖縄県名護市の名護岳で21日、国の特別天然記念物に指定されているノグチゲラが確認された。 【写真】謎多き「巨竹」の花、初めて咲く
環境省のノグチゲラ保護増殖事業ワーキンググループ検討委員の渡久地豊さん(61)が確認した。頭頂部が黒いことから雌とみられる。 渡久地さんは「名護岳周辺ではノグチゲラが生息できる環境になってきている。今後の繁殖に大いに期待したい」と話した。 環境省によると、ノグチゲラは、ごく近い将来に絶滅する危険性が極めて高いとして「絶滅危惧IA類」に分類されている。沖縄本島北部に分布する固有種だが、ハブ対策で持ち込まれたマングースや1960年代~80年代の森林伐採などの影響で、名護市より北のやんばる3村(国頭、東、大宜味)に生息域を狭めていた。
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