JR予土線利用の遠足で運賃助成 宇和島の児童ら、トロッコ列車で松野へ(愛媛)
JR四国の予土線を使った遠足が8日あり、愛媛県宇和島市伊吹町の認定こども園「元気の泉」の放課後児童クラブの小学生ら約50人が、トロッコ列車に乗って松野町を訪れ、水族館や地元の高校生らとの交流を楽しんだ。愛媛、高知両県の沿線市町などでつくる「予土線利用促進対策協議会」の助成を活用して本年度初めて実施した。 制度は、若い世代に予土線に親しんでもらおうと2018年から継続しており、沿線地域の保育園や小中学校が遠足や学校行事で予土線を利用する際、運賃の半額を補助している。 同市錦町のJR宇和島駅であった出発式で、代表の児童が「予土線に乗るのをずっと楽しみにしていました」とあいさつ。自分たちの似顔絵や列車の写真などを貼った手作りのボードを伊勢元芳樹駅長に手渡し、観光列車「しまんトロッコ」に乗り込んだ。
愛媛新聞社