樹齢500年の梅の名木見ごろ 京都府宇治田原町遍照院
京都府南部の山あいにある寺で、樹齢500年の梅の名木がようやく見ごろを迎えました。滋賀県境にほど近い宇治田原町の遍照院では、龍が天空を舞う姿を想像させる樹齢約500年の八重の紅梅「飛龍紅梅」がようやく6分咲きまで咲き揃いました。遍照院によりますと見ごろは、3月いっぱいか4月初旬までということです。寺が、山あいにあるため、街中の梅より半月から1か月ほど遅く満開の便りが届きます。また、遍照院は本能寺の変で、徳川家康一行が三河に急ぎ戻ったいわゆる「伊賀越え」で休息を取った「家康公・腰かけの石」が境内にあり、歴史ファンの心を捉えています。遍照院では、ことしから、檀家や地域にある15軒が持ち寄ったおよそ300のひな人形を七段飾りにずらりと並べました。「よいひな」の語呂合わせで4月17日まで、ひな人形を展示するということです。