連続強盗の市川事件、実行役2人を強盗傷害や監禁容疑で再逮捕 報酬受け取らずか
首都圏で相次ぐ強盗のうち、千葉県市川市の住宅から女性が一時連れ去られて負傷した事件で、県警は8日、強盗傷害と住居侵入の疑いで、自営業の藤井柊容疑者(26)=愛知県春日井市=を、監禁の疑いで内装工の高梨謙吾容疑者(21)=横浜市旭区=を再逮捕した。いずれも容疑を認めている。 【写真】強盗致傷事件が起きた千葉県市川市の住宅 千葉県警によると、両容疑者はX(旧ツイッター)でアルバイトを検索して秘匿性の高いアプリ「シグナル」に誘導され、指示を受けながら犯行に及んだ。藤井容疑者は「悪いことをしたやつらから金を回収する仕事」、高梨容疑者は「1件20~30万円の仕事」と言われていたという。報酬は受け取っていないとみられる。 藤井容疑者の再逮捕容疑は共謀して10月17日未明、市川市の住宅に侵入し、住人の女性会社員(50)に「金はどこだ、殺すぞ」などと脅して暴行し、軽乗用車1台を奪取。高梨容疑者は同日朝から夜にかけて、埼玉県川越市の宿泊施設に女性を監禁したとしている。 この事件の実行役は、10月28日に強盗傷害などの容疑で逮捕された久保田陸斗容疑者(21)も含めた3人とみられる。藤井容疑者と久保田容疑者は横浜市の強盗殺人事件に、高梨容疑者は千葉県白井市の強盗致傷事件に関わった疑いもあり、警視庁と千葉、神奈川、埼玉3県警の合同捜査本部が捜査を進めている。