松山城の土砂崩れ 市が土砂や水の流れ方について詳細な調査状況を報告
7月に松山城で発生した土砂崩れの原因究明などを行う技術検討委員会の2回目の会合が開かれ、松山市が、土砂や水の流れ方について詳細な調査状況を報告しました。 会合の中で松山市は、地表を流れた水は、崩れた斜面の南側の大きく3方向から流れ込んでいて、この水が土砂流出の引き金となった可能性が考えられると説明しました。 また現場の斜面には、江戸時代以降の捨土が3mほど覆いかぶさっていたことを挙げ、これらが斜面を不安定化させた可能性があるとしました。 委員長を務める愛媛大学工学部の森脇亮教授は「様々なデータが集まっているので、土砂崩れのメカニズムを検討していくための方向性が ある程度見えてきたと思っている」と、進捗度合について説明しました。 次回の会合では、発生メカニズムについて中間報告を行う予定だということです。