仔イルカ（写真提供＝アクアワールド茨城県大洗水族館）

　アクアワールド茨城県大洗水族館（大洗町磯浜町）が現在、バンドウイルカの赤ちゃん誕生にちなんだ動画・パネル展を行っている。（水戸経済新聞） 【写真】イルカの親子（写真提供＝アクアワールド茨城県大洗水族館） 　同館広報担当者によると、バンドウイルカは大西洋と北太平洋の大部分の熱帯や温帯域に分布。全長3メートル、体重330キロほどに成長する。3月29日、同館で飼育するバンドウイルカ、ニック（雄）とモモ（雌）の間に子イルカが誕生した。 　同担当者によると、バンドウイルカは昨年7月25日、腹部エコー検査によりモモの妊娠が判明。今年3月28日に24時間観察を始め、翌29日11時にモモの破水を確認。40分後に赤ちゃんが生まれたという。 　海獣展示課の齋藤里菜さんは「無事に生まれてくれるかとても心配だった。生まれてすぐに元気よく泳ぐ子イルカを見られたときは、涙が出そうになるほどうれしかった」と振り返る。「毎日心配は尽きなかったが、私たちの心配をよそにモモはしっかりと子育てをしており、日に日に大きくなる子イルカを見てモモの母性にも感心する毎日。親子で皆さんの前に登場できる日を楽しみに、成長を温かく見守ってほしい」と話す。 　現在、館内2階にあるオーシャンホールで子イルカの誕生を記念した子イルカやその両親の紹介をする映像・パネル展示を行っている。展示では、誕生の瞬間や授乳の様子などを映像や写真を通して紹介。一般公開展示の時期は、子イルカの状態を見て判断していくという。 　開館時間は9時～17時。入館料は、大人＝2,300円、小中学生＝1,100円、幼児＝400円。動画・パネル展示は6月30日まで。