千葉県知事選、自民県議団は熊谷知事の態度表明後に対応決定へ 出馬念頭、政策協定も視野
千葉県議会最大会派の自民党県議団(49人)は26日の議員総会で来年3月の知事選を巡って協議し、熊谷俊人知事の態度表明後に党としての対応を決める方針を確認した。1期目の熊谷氏は現時点で態度を明らかにしていないが、熊谷氏の再選出馬を念頭に、同党は政策協定を結ぶことも視野に入れている。 議員総会は非公開で行われた。出席者によると、「知事選に向けて(党が求める)政策をきちんと固めてほしい」「政策協定を結んだ方がいい」との意見が出た。阿部紘一県連幹事長も席上、政策実現を巡り「他会派に予算要望などで後れを取ってはならない」と述べた。 熊谷氏の県政運営については「自民党が求める政策を反映してくれた」などと肯定的な見方が目立った。知事選出馬に名乗りを上げる県議はいなかったという。 阿部氏は総会後、次期知事選の対応について「総会の意見を踏まえる。中途半端な対応はしたくない。県民ファーストを大事にしたい」と記者団に語り、政策協定を結ぶ意向をにじませた。今後は熊谷氏の態度表明を受けて改めて役員会と議員総会を開き、対応方針を固める構えだ。