「7人で東京ドーム公演をやりたい」 原因は自分にある。の長野凌大が語ったグループとしての野望
現在放送中のドラマ「シークレット同盟」で狂気のストーカー・律子を演じている長野凌大。7人組ボーイズグループ「原因は自分にある(通称:げんじぶ)。」メンバーとしても活躍している彼自身が「俳優としての転機作」として語る話題作に懸ける想いを語る。 【画像】長野凌大さんの撮りおろし写真をみる
●弟のステージを見て、「僕もやりたい!」
――幼い頃の夢を教えてください。 幼稚園の年少ぐらいの頃からサッカーをやっていたので、将来の夢はサッカー選手でした。あとは鉄道が好きで、プラレールなどを集めていたこともあり、運転手というよりは、後ろのドアを閉めるような車掌さんになりたかったです。 ――その後、弟さんと同時に現在の事務所(スターダストプロモーション)にスカウトされたそうですね。 小学生の頃、家族で横浜のショッピングモールに行ったとき、事務所の方にお声掛けいただいたのですが、当時はサッカーしか興味なかったので、一度お断りさせていただきました。 そのときは5歳下の弟が事務所に入ったのですが、EBiDANの研究生になった弟のステージを観に行ったときに、「僕もやりたい!」と思い、面接を組んでいただき、僕も所属させてもらいました。なので、半分スカウトで、半分オーディションです。 ――その後、EBiDANとしてのレッスンや活動はいかがでしたか? それまで、歌やダンスをやったことはなかったのですが、自分の知らない世界に飛び込んでいったことが新鮮に感じ、最初はできないながらも、レッスンは楽しかったです。 負けず嫌いな性格やサッカーをやっていたことによる忍耐強さもあったとは思いますが、その後も「お芝居もやりたい」という気持ちが湧いてきて、いろんなことを学んでいます。
●ありのままの自分自身が個性と気づいたとき
――18年、EBiDAN研究生の中から選抜されたメンバーで構成される「BATTLE BOYS」に弟さんと一緒に参加されます。 みんなと一緒に楽しくやっている一方で、人気ランキングが発表されることもあり、「自分が勝ち抜くためには、どうしたらいいんだろう?」と、当時は毎日必死で辛かったです。 ただ、自分の魅力について考えたり、「どうしたら、自分を応援してくる人が増えるんだろう?」と、自分自身を見つめ直すきっかけにもなったので、今となっては良かったと思います。 いろいろ試行錯誤した結果、自分自身が個性だから、ありのままでいること。何も取り繕わないことがいいことに気がつきました。 ――ちなみに、長野さん自身の魅力は何だと思いますか? いろんな顔を見せられることです。グループで音楽もやりつつ、俳優もやっているので、僕のことを前から知っている方には、「このときは、こんな表情を見せるんだ」と思ってもらえているはずです。 「げんじぶ」はアーティストなので、自分が思うカッコいいや可愛いを追求してやっていますが、俳優のときは、そこにはこだわらず、「どうしたら作品の世界で生きることができるか?」ということをいちばん大切にしています。 ――19年、7人の選抜メンバーで構成されるヴォーカルダンスグループ「BATTLE STREET」が結成。後に「原因は自分にある。(通称:げんじぶ)」に改名されます。 「BATTLE STREET」時代は、リリースイベントのお客さんも少なく、思春期の僕らもどうしたらいいか分からない、ということもあり、ぶつかることもありました。