<SHOGUN 将軍>「エミー賞」主演女優賞で話題のアンナ・サワイとは?ガールズグループ卒業後“ワイスピ”にも出演の国際派
真田広之がプロデューサー・主演を務めたドラマシリーズ「SHOGUN 将軍」(ディズニープラス「スター」で独占配信中)が、9月15日(現地時間)に授賞式が行われた米エミー賞で作品賞・主演男優賞など18部門を受賞。本作でアジア人初となる主演女優賞を獲得したのが、澤井杏奈の名でも活動していたアンナ・サワイ。ガールズグループ・FAKYのリーダー、Annaとして活躍していた時期もあるサワイは国際派俳優として世界を股に掛けて活動。今回は快挙を成し遂げ話題となっているサワイの軌跡を改めて振り返る。 【写真】美しい…!アンナ・サワイ、真紅のドレスで「エミー賞」壇上に登場 ■「SHOGUN 将軍」とは 「SHOGUN 将軍」は、ジェームズ・クラベルが日本の戦国時代を舞台に書いた小説「SHOGUN」をハリウッドでドラマ化した作品。吉井虎永役で主演を務める真田広之はプロデューサーにも名を連ねた。 2024年2月より配信された同作はスケール感、映像美、そして“正しく描かれた日本”が世界に衝撃を与え配信当初より話題に。中でも注目されていたのが、細川ガラシャからインスパイアされた人物・戸田鞠子を演じたアンナ・サワイ。 鞠子はキリシタンの心と侍の心の両方を併せ持った人物で、繊細でありながら芯の強さを持っている。通訳として流ちょうな英語を話し、殺陣も披露。凛とした佇まいは、画面に登場するとパッと目を引く存在だ。 サワイは1992年にニュージーランドで生まれた。幼少期を香港やフィリピンなどで過ごした後、日本に移住。2004年にミュージカル「アニー」で舞台デビューし、2009年には韓国の歌手Rain(ピ)が主演を務めたアメリカ映画「ニンジャ・アサシン」でハリウッドデビューを果たしている。 2012年には5人組のボーカルグループ「ARA」のメンバーとして音楽活動を行い、2013年にはFAKYのリーダー・Annaとして再デビュー。その後、俳優としての夢を追うために2018年にグループを卒業し、翌2019年にアメリカの芸能事務所と契約を結んだ。 俳優に専念してからの躍進ぶりは目覚ましく、同年イギリスBBCのクライムドラマ「Giri / Haji」に出演。この作品では「SHOGUN 将軍」にも出演している平岳大と共演した。 ■ハリウッドの人気シリーズ“ワイスピ”に出演! そして2021年には、“ワイスピ”こと人気シリーズ「ワイルド・スピード」の9作目となる「ワイルド・スピード/ジェットブレイク」に新ファミリー・エル役で出演。ヴィン・ディーゼルらと共演を果たす。 アメリカを拠点にした2019年から、作品ごとにしっかりと爪痕を残し、俳優としてステップアップしてきたサワイ。 「SHOGUN 将軍」でも視聴者の記憶に残る演技を見せ、配信開始時より「本当に時代劇初出演なの?」「毎回、鞠子殿が魅力的。容姿も話し方も美しい」「アンナ・サワイさんのなぎなたアクションが素晴らしくかっこいい」など、SNS上には賛辞の言葉があふれていた。 ■アンナ・サワイ「エミー賞」獲得に喜び 今回の「エミー賞」主演女優賞受賞時には「素晴らしい賞をありがとうございます」「クルーとキャストのひとりひとりの皆さん、そして真田さん、彼は私のような俳優にドアを開いて、チャンスを与えてくれました」「今まで支えてくれたお母さんありがとう。あなたのおかげで、私は鞠子を演じて、今、ここにいることができました。この受賞はすべての女性のためのものです」とコメント。(英語スピーチより翻訳) 今回の受賞で、さらなる飛躍が予想されるサワイの今後に注目したい。