【宮島ボート・GⅠ周年記念】山口剛 賞金アップのためにも狙うはVだけ
<13日・宮島ボート・5日目> 地元で唯一準優入りした山口剛が準優10R、1号艇で逃げ切って勝利し、優勝戦へ駒を進めた。「Sは様子を見て確実に入るようにした。いいSが行けたと思う」とホッとした表情を見せた。 機力は「伸びは目立たないが、行き足はしっかりしていてSは決められる。出足や回り足も合えばあると思う。今節で一番良かったときは、ターンの出口で押す感じもあったので、その状態になるようにしたい」。走り慣れた地元水面だけに、調整に関しても問題はなさそう。あとはV戦の気象にしっかりと合わせるだけだ。 今年は年明けの当地戦で優勝、その後も2月に行われた中国地区選を制するなど、宮島での活躍が目立っている。ただ、当大会でのV歴は意外にもない。それでも「地元周年だからという入れ込みはなくて、リラックスをして走れている」とあくまで自然体を崩さない。 優勝戦は3号艇での出番。「ピンポイントで優勝を狙っていく。周年Vは賞金の意味でも欲しいですね」と気合は十分。初の宮島周年制覇、そして年末を見据えて賞金アップのためにも全力でVへ突き進む。