【ONE】猿田洋祐が1年10カ月振りの復帰戦で熱闘も判定負け
2024年2月17日(土)タイ・ルンピニースタジアムにて『ONE Fight Night 19』が開催された。 【写真】猿田は渾身のダブルレッグテイクダウンを決めたが… 猿田洋祐は、元ONE世界ストロー級王者。2019年1月にジョシュア・パシオに勝利しベルトを巻くと、3カ月後の再戦で4R、右ハイキックでKO負けで王座陥落。日本で北方大地、内藤のび太相手に連勝後、2021年9月のパシオと3度目対戦。1R TKO負けで王座獲得ならず。2022年4月の前戦でグスタボ・バラートに判定負け。今回は1年10カ月振りの復帰戦となる。 対するマンスール・マラチェフは、MMA11勝1敗。Eagle FC等で活躍後、2023年6月にジェレミー・ミアドに1R ダースチョークで一本勝ち。10月にジョシュア・パシオに判定負けで、プロ初黒星を喫している。 スタンドのがぶりからダースで組んで引きずり込んでのタップ奪取や、パシオ戦でのテイクダウン、コントロールなどMMAレスリングに長けているマラチェフを相手に、グラップリングも大きな武器とする猿田にとって、どんな戦略で戦うか、注目のストロー級戦だ。 ▼第2試合 ストロー級(※56.7kg)5分3R 〇マンスール・マラチエフ(ロシア)12勝1敗=124.75 lbs,(56.5kg)/1.0144 [判定3-0] ×猿田洋祐(日本)21勝12敗3分=124.75 lbs,(56.5kg)/1.0210 1R、マラチエフのダブルレッグをがぶった猿田だが、ロープまでドライブするマラチエフ。猿田は押し込まれつつもヒザ蹴り。しかし、ダブルレッグテイクダウンしたマラチエフはバックテイクから引き込み。 両足はかけさせない猿田は立ち上がりコーナーに。なおもダブルレッグで尻を着かせるマラチエフに、猿田は足首を持ってスイッチして正対する猿田はヒザを打ち、突き放して右カーフ! ジャブ、前蹴りのマラチエフ。猿田のワンツーはまだ遠い。マラチエフの右にカウンターのシングルレッグに入る猿田だが、潰したマラチエフ。しかし猿田も立ち上がり。左フックを被弾した猿田がダウン。マラチエフはその立ち上がりにダースチョークを仕掛けるが、猿田は仰向けになって相手を離して極めを防ぐ。 2R、ワンツーで前に出る猿田をさばいてバックテイク。すぐに引き込み、今度は4の字ロックを組んだマラチエフ。足を外したマラチエフに腰をずらした猿田は立ち上がり。 左を当てるマラチエフに打ち合いに行く猿田。そこにシングルレッグテイクダウンはマラチエフ。猿田は足を解き、ニーシールド。インサイドに入りパウンドするマラチエフに、猿田は下からギロチンチョーク! 身体を返してマウントで絞める! 苦し気な表情もクラッチを切ると、猿田は先にがぶり。そこに押し込むマラチエフに。体を入れ替えて左で差してヒザを突く猿田だが、ブレーク。右を突いて前に出るマラチエフに左ミドルを返す猿田。マラチエフは手数が減ってきた。 3R、廻し蹴りを見せるマラチエフ。右カーフの猿田。左右を突いて左で差して押し込むが、突き放したマラチエフは猿田の左の打ち終わりに組んで押し込み。しかしコーナーから猿田も抜け出し、体を入れ替え左で差してヒザ。右ヒジをこつこつ突く。ここもハーブ・ディーンレフェリーはブレーク。 左ジャブを突くマラチエフに、猿田はカウンターのダブルレッグテイクダウン! 立ち上がるマラチエフをボディロックするとスタンドバックからヒザ。しかし、長い手でスイッチするマラチエフがバック狙い。ここは猿田が小手に巻いてさせず。投げの打ち合い、バックの奪い合いは立ち上がりにバックについたマラチエフがヒザもブレーク。 左右で前に出る猿田にローシングルのマラチエフ。そこにギロチンチョークを合わせた猿田だが、時間が足りない。ゴング。 初回にダウンを喫した猿田は2Rにギロチンチョークで追い込んだが完全にペースを奪い返すには至らず。判定は3-0でマラチエフが勝利した。
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