岡山県内大雨 列車の乱れや道路冠水相次ぐ 岡山市中心部と和気 24時間降水量5月の観測史上最大
瀬戸内地方は28日、西日本付近に進む前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込んだ影響で広い範囲で雨が降った。岡山県内では列車の乱れや道路の冠水が相次いだ。 県内の午前11時半までの24時間降水量は、倉敷市109・5ミリ▽岡山市中心部108・0ミリ▽和気町99・5ミリ―など。岡山市中心部と和気町では5月の観測史上最大を記録した。岡山、倉敷、笠岡、玉野市と早島町には大雨警報が発令された。 JRは津山、桃太郎(吉備)、山陽、伯備の各線で列車の運休や遅れが出た。岡山市中区原尾島では国道250号をくぐる地下の自転車・歩行者専用道路で深さ30センチの冠水が見つかり、市は午前9時から全面通行止めとしている。 岡山地方気象台によると、28日に予想される県内での1時間降水量は多い所で40ミリ。低い土地の浸水や土砂災害への警戒を呼びかけている。