FC東京新監督、新潟・松橋力蔵監督招聘が確実に 遠藤、仲川、高ら教え子との再共闘でリーグ初制覇挑む
FC東京が来季の新監督に今季まで新潟を率いた松橋力蔵監督(56)を招聘(しょうへい)することが確実となった。新潟は13日、同監督の退任を発表。交渉は既に最終段階となっており、一両日中にもクラブから正式発表される。 今季リーグ7位からの来季の巻き返しに向け、ピーター・クラモフスキー監督(46)の後任として早い段階からリストの上位に松橋監督の名前が挙がっていた。クラブ幹部は自陣からボールを保持してゴールに迫るスタイルや与えられた戦力で最大値を引き出す手腕を高く評価。ベテランから若手まで幅広い層が在籍している現在の編成でチームを束ねる指導や統率力にも期待を寄せて白羽の矢を立てたという。しかし、新潟が最終節までJ1残留を争っていたことで、交渉はここまで先延ばしとなっていた。 現役時代に横浜Mなどでプレーした松橋監督は22年に新潟のトップチームコーチからの監督に就任。1年目にJ2を制してJ1昇格を果たした。今季はルヴァン杯決勝で名古屋に敗れたものの、悲願の初タイトルまであと一歩と迫っていた。 新潟からも慰留を受けたが、本人は新たな挑戦を決断。横浜Mユースやトップチーム時代に指導した遠藤、仲川、昨季まで新潟に在籍した高ら教え子との”再共闘”はスタイル確立の手助けとなるはずだ。松橋新監督の下で、FC東京は悲願のリーグ初制覇に挑む。
中日スポーツ