石黒麻衣が家族の物語を通じて“生きること”描く、劇団普通の新作「水彩画」
「劇団普通『水彩画』」が、6月17日から23日まで東京・すみだパークギャラリーささやで上演される。 【画像】石黒麻衣(撮影:福島健太)(他2件) 作・演出を石黒麻衣が手がける本作は、石黒の郷里である茨城の言葉で“家族の肖像”を描く新作長編。何もない田舎町に、不釣り合いなほど洗練された内装のカフェがある。そこには、知人の絵画の個展を見るために町を訪れた老夫婦、その娘夫婦、そして地元の年若いカップルの3組の客がいて……。出演者には用松亮、安川まり、坂倉なつこ、浅井浩介、伊島空、青柳美希が名を連ねた。 上演に向け石黒は「これまで、私にとって茨城弁で家族を描いていくことは記憶や郷愁を作品の中に写し取るかのような作業でした。ですが今作では現在、そして未来に向けての心許なさ、そして家族の個々のなかにある“生きること”というものを描きます。未来を向く、己の内面に向き合うということは恐ろしいことでもありますが、作品のなかの小さな家族を通じて皆様と共有し、俯瞰し、乗り越えて行けるような作品に出来ればと思っております」と語った。 ■ 石黒麻衣コメント これまで、私にとって茨城弁で家族を描いていくことは記憶や郷愁を作品の中に写し取るかのような作業でした。ですが今作では現在、そして未来に向けての心許なさ、そして家族の個々のなかにある“生きること”というものを描きます。未来を向く、己の内面に向き合うということは恐ろしいことでもありますが、作品のなかの小さな家族を通じて皆様と共有し、俯瞰し、乗り越えて行けるような作品に出来ればと思っております。会場は、カフェの隣にあるギャラリーで、特別な空間でありながら外との繋がりを感じる作品にとても合った場所と思っております。皆様のご来場を心よりお待ちしております。 ■ 劇団普通「水彩画」 2024年6月17日(月)~2024年6月23日(日) 東京都 すみだパークギャラリーささや □ スタッフ 作・演出:石黒麻衣 □ 出演 用松亮 / 安川まり / 坂倉なつこ / 浅井浩介 / 伊島空 / 青柳美希 ※U-22、高校生割チケットあり。