地域ぐるみの子育てを のぼり旗「チーム厚狭」完成【山陽小野田】
地域で子どもを育てる象徴として、「チーム厚狭」ののぼり旗50本が完成した。コロナ禍で地域との交流が制限された時期が長く続き、改めて地域で子どもを育てる体制を再構築しようという取り組み。濃いピンク色を基調とした明るいのぼり旗が地域内に飾られる。 厚狭小(長谷川裕司校長、559人)、厚狭中(村田晋一校長、361人)はコミュニティースクールとして、これまで地域に開かれた学校づくりを進めてきた。厚狭小が中心になって製作を呼び掛けたところ、地元の社会福祉法人健仁会(村上紘一理事長)と2事業所が協力することになった。 のぼり旗は縦180㌢、横60㌢。大きく白く染め抜かれた「チーム厚狭」のキャッチフレーズのそばには「地域のこどもたちを地域のみんなで育てていきましょう」という言葉を添えた。「絆」の文字もあしらわれている。 6日に厚狭小で行われた贈呈式では、健仁会の萩原浩局長が長谷川校長にのぼり旗を手渡した。厚狭小・厚狭中運営協議会の平中政明会長、村田校長、児童代表の岡村心乃(ここの)さん(6年)も同席した。 萩原局長は「旗の下、地域ぐるみで子どもを育てて」と関係者にアピール。長谷川校長は「チーム厚狭を合言葉に地域ぐるみで子どもたちを育て、地域全体を盛り上げていきたい」と誓った。岡村さんは「ピンク色が明るい感じですてき」と真新しい旗の感想を語った。 のぼり旗は厚狭の街中や学校周辺の通学路に飾られる。