【プレビュー】レアル・マドリーとバルセロナが今季の優勝左右するエル・クラシコへ | ラ・リーガ
4:00キックオフのラ・リーガ第32節、レアル・マドリーvsバルセロナの一戦を展望する。 レアル・マドリー(成績:1位 勝点78 | 24勝6分1敗 | 67得点20失点) 今季はラ・リーガとチャンピオンズリーグの2冠を目指すレアル・マドリー。後者では準々決勝で王者マンチェスター・シティとの激闘を制し、ベスト4入りを果たした。そして、21日のエル・クラシコで勝利すれば、ラ・リーガ優勝も決定的となるだろう。 31試合を終えて24勝6分け1敗の勝ち点78を獲得し、2位バルセロナとの勝ち点差を8に広げている。アンチェロッティ率いるチームは先週末のリーグ戦でマジョルカを1-0で下し、ラ・リーガで4連勝を飾った。今季前半戦ではバルセロナを敵地で下しており、ダブルを狙う。 ティボー・クルトワとダヴィド・アラバは離脱中。また、シティ戦ではダニエル・カルバハルとヴィニシウスが負傷の疑いがあったが、リーグ戦には間に合う見込み。オーレリアン・チュアメニも欧州での出場停止から復帰し、CBとしてアントニオ・リュディガーとコンビを組む可能性がありそうだ。 注目選手: ロドリゴ 4-4-2の左サイドに入るようになり、現在目下爆発中。マンチェスター・シティとの2試合でゴールを挙げる活躍を見せ、"マン・Cキラー"ぶりを発揮。ヴィニシウスと形成するブラジル人コンビの左サイドは相手にとって悪夢のような存在となっている。キリアン・エンバペを相手にしても屈しなかったジュール・クンデは厄介な相手となるが、今のロドリゴであればどのような可能性も期待してしまう。 予想スタメン GK:ルニン DF:カルバハル、リュディガー、チュアメニ、メンディ MF:バルベルデ、カマヴィンガ、クロース、ロドリゴ FW:ベリンガム、ヴィニシウス バルセロナ(成績:2位 勝点70 | 21勝7分3敗 | 62得点34失点) バルセロナはチャンピオンズリーグ準々決勝セカンドレグでパリ・サンジェルマンにホームで1-4と大敗を喫し、逆転での敗退が決まった。この試合では29分にロナルド・アラウホが退場処分を受け、チーム内でも批判が集まるなどチーム状況は良いとは言えない。 とはいえ、バルセロナがラ・リーガのタイトルを維持するためにこの試合は負けられない。王者バルセロナは1月末以来、リーグ戦では負け知らずで、マジョルカ戦、アトレティコ・マドリー戦、ラス・パルマス戦、カディス戦の4試合を含め、8勝を挙げている。また、今季はアウェーでの成績が良く、15試合で勝ち点33を獲得し、無敗をキープしている。 パリ・サンジェルマン戦は出場停止だったセルジ・ロベルトとアンドレアス・クリステンセンが復帰予定。ガビとアレハンドロ・バルデの長期離脱は続くが、パリ・サンジェルマン戦でレッドカードを受けたアラウホも出場見込み。クリステンセンは中盤に入り、ペドリが前線で3トップを形成する可能性がありそうだ。 注目選手:ロナルド・アラウホ 直近のパリ・サンジェルマンとの一戦では早々に一発退場となり、チームはその後4失点。逆転での敗退の戦犯となってしまった。同僚のイルカイ・ギュンドアンも「これはチャンピオンズリーグの試合で、相手がどこだろうと退場者が出て逆転するというのは不可能。まだ失点したほうが良かった」と苦言を呈しており、アラウホは「自分が考えていることについては口を閉ざしておくよ。ロッカールーム内の価値観や規範というものがあり、それらは遵守しなければならないと思う」と語るにとどめた。自身の価値を再び示すのはピッチの上。逆風をエル・クラシコではねのけることができるのだろうか。 予想スタメン GK:テア・シュテーゲン DF:クンデ、アラウホ、クバルシ、カンセロ MF:ギュンドアン、クリステンセン、デ・ヨング FW:ペドリ、レヴァンドフスキ、ハフィーニャ