受験シーズン突入 私立高24校で推薦入試 茨城
茨城県内の私立高計24校(通信制含む)は9日、推薦入試を実施する「統一日」を迎えた。11日には県立中・県立中等教育学校の学力検査、18~19日には大学入学共通テストが予定されており、本格的な受験シーズンに突入した。 推薦入試に約160人が志願した水城高(同県水戸市白梅)では午前7時40分ごろから受験生が会場に向かい、それを見送る保護者の姿が見られた。入試は国語、数学、英語の3教科で、昼ごろまで行われた。同校は発熱など体調不良の受験生にも対応するため、別室での受験機会も設けた。 学校の前では、保護者が受験生の子どもに「頑張ってね」「ファイト」などと最後のエールを送った。 長女の受験で同校を訪れた40代の母親は、子どもが3人おり、親として初めて受験を見守るといい、「試験日近くは生ものを含んだ食事を避けたり、感染対策にも取り組んだりしてきた。力を出し切ってくれたらうれしい」と語った。同校の推薦入試の合格発表は14日。 県私学協会によると、協会所属の県内私立高のうち、全日制は江戸川学園取手高(同県取手市)を除く計23校、通信制では晃陽学園高(同県古河市)の1校で統一日に推薦入試が実施された。 全日制の私立高一般入試は15日以降順次実施され、県立高の一般入学学力検査は2月27日、特色選抜等は同28日に実施される。
茨城新聞社