【イベントレポート】【日本アカデミー賞】新人俳優賞に市川染五郎ら、高橋文哉はまた戻ってきたい
第47回日本アカデミー賞の新人俳優賞に選ばれた市川染五郎、黒川想矢、高橋文哉、柊木陽太が、本日3月8日に東京・グランドプリンスホテル新高輪で行われた授賞式に出席した。 【画像】高橋文哉は「交換ウソ日記」に出演 同賞は、原則として映画初出演でなくても、主演・助演クラスの大役を演じ、印象を与えた俳優に与えられる。プレゼンターは前年「ある男」で最優秀主演男優賞に輝いた妻夫木聡が担当し、「映画は絶対に裏切らない。皆さんの後ろには僕たちがいるから、これからも精一杯芝居を楽しんでください」と受賞者たちに声を掛けた。 ■ 市川染五郎 歌舞伎俳優として活躍している染五郎は、映画「レジェンド＆バタフライ」にて、木村拓哉演じる織田信長の側近中の側近・森蘭丸役に起用された。彼は「10代のうちしか演じられない役に出会えてうれしく思います」と挨拶する。 ■ 黒川想矢 黒川は、是枝裕和の監督作「怪物」で、小学5年生の麦野湊に扮した。同作が映画初出演だった彼は「常に優しい人間であり、俳優でありたいと思います」と今後の展望を述べる。 ■ 高橋文哉 ドラマ「最愛」「君の花になる」「フェルマーの料理」など話題作への出演が続いた高橋は、映画「交換ウソ日記」での演技が評価されての受賞。彼は「僕はここにいる人の中で、一番の芝居の赤ちゃん」と述べたあと、「大先輩が作り上げた映画界の道のりを全速力で走り抜けて、またここに戻ってきたい」と力強く語った。 ■ 柊木陽太 黒川と同じく「怪物」で映画デビューを飾った柊木。劇中では小学5年生の星川依里を演じた。柊木は「是枝監督や皆さんとがんばった作品が、このような大きなものにつながってうれしく思います。前を向いて、着実に努力を重ねて、またこの場所に戻ってこられるようにがんばりたい」と目を輝かせた。 なお新人俳優賞には「キリエのうた」のアイナ・ジ・エンド、「交換ウソ日記」の桜田ひより、「ミステリと言う勿れ」の原菜乃華、「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」の福原遥も輝いた。映画ナタリーでは、授賞式の模様を引き続きレポートする。 ■ 第47回日本アカデミー賞 新人俳優賞 アイナ・ジ・エンド「キリエのうた」 桜田ひより「交換ウソ日記」 原菜乃華「ミステリと言う勿れ」 福原遥「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」 市川染五郎「レジェンド＆バタフライ」 黒川想矢「怪物」 高橋文哉「交換ウソ日記」 柊木陽太「怪物」 ※原則として映画初出演でなくても、主演・助演クラスの大役を演じ、印象を与えた俳優が対象
