週明け15日~16日 北陸や北日本は大雪や猛吹雪による交通障害に警戒 日中も厳寒
北陸 積雪急増の恐れ 家屋の倒壊に警戒
北日本や東日本では、15日(月)~16日(火)にかけて、冬型の気圧配置や上空の寒気の影響で、大雪となる所がある見込みです。 15日18時までの24時間に予想される降雪量は、多い所で、 東北地方、北陸地方 50センチ 北海道地方 40センチ 関東甲信地方 30センチ 16日18時までの24時間に予想される降雪量は、多い所で、 関東甲信地方、北陸地方 60から80センチ 東北地方 50から70センチ 北海道地方 40から60センチ の見込みです。 積雪や路面凍結による交通障害に注意・警戒し、なだれや着雪に注意してください。令和6年能登半島地震で損傷を受けた家屋では、積雪の重みによる倒壊にも注意が必要です。
北日本・北陸 厳しい寒さ
今日14日(日)は、西日本・東日本は晴れて、北陸など寒さが和らぎました。 ただ、明日15日(月)は、北日本や北陸では朝からほとんど気温が上がらず、厳しい寒さとなるでしょう。最高気温は金沢は3℃、輪島は2℃、札幌は-3℃と再び真冬日となりそうです。16日(火)にかけて、厳しい寒さが続く見込みです。 晴れる太平洋側も北風が強く吹き、気温の数字以上に寒く感じられそうです。防寒対策は万全に行いましょう。
短時間の大雪 注意点は?
①道路の除雪が追いつかなくなることで、車の「大渋滞」や「立ち往生」が発生する恐れがあります。特に交通量の多い国道や高速道路などでは大規模な立ち往生となり、復旧まで長時間かかることがあります。雪道を運転する場合は、万が一に備えて、除雪用のスコップや防寒着、毛布などを車内に用意しておくとよいでしょう。 ②「屋根からの落雪」にも注意が必要です。屋根に大量の雪が積もると、雪の重みで一気に雪が滑り落ちてくることがあります。特に軒先で作業する際は頭上の状況を確認するなど十分な注意が必要です。 ③道路の側溝などに雪が積もってしまうと、水はけが悪くなり「道路が冠水」することがあります。特に雪の多い地域では消雪パイプからの水が道路に溜まりやすいので注意が必要です。 このほか列車のダイヤが大幅に乱れることも考えられます。計画運休などが事前に発表されることもあるため、大雪になる前から交通情報をこまめに確認してください。
日本気象協会 本社 福冨 里香