Netflixドラマ「地面師たち」監督・大根仁「もうええでしょう」誕生の裏話を語る「関西弁のワードがそれしかなかった(笑)」
TOKYO FMで月曜から木曜の深夜1時に放送の“ラジオの中のBAR”「TOKYO SPEAKEASY」。今回のお客様は、Netflixドラマ「地面師たち」監督の大根仁さんと稲葉麗子役の小池栄子さん。ここでは大根さんが、ピエール瀧さん演じる後藤の印象的なセリフ「もうええでしょう」誕生の裏話を明かしました。
◆「もうええでしょう」誕生裏話
小池:ある現場で、バナナマンの設楽(統)さんが横で「もうええでしょう」ってずっと言っていましたよ(笑)。 大根:ハハハ(笑)。 小池:「どこに行っても聞かされるんだけど(笑)!」って。しかも、その「もうええでしょう」って言われた後に私がどうリアクションするのかを待っているのがすごく嫌(笑)! みんな言いたいんですね。そんなに流行ると思って書いてました? 大根:いや全然。あれは、交渉シーンとかで地面師側がちょっと不利になったときに、ピエール瀧さん演じる後藤がそれを遮るというか、空気を変えるためのセリフが「もうええでしょう」なんだけど、俺の引き出しのなかで(そういうシーンに合う)関西弁のワードがそれしかなかったんだよね(笑)。 小池:ハハハ(笑)! 大根:「もうええんちゃいますの」とかもあるんだろうけど、ワンフレーズでビシッと遮るには「もうええでしょう」しか本当になかった。 小池:なるほど、そうだったんですね(笑)。 大根:それで、最終話の寺のシーンで(撮影当日は)暑くてイライラしていたのもあるんだろうけど、瀧さんが「大根さんさ、『もうええでしょう』って言い過ぎだよ、他にないの?」って(笑)。 小池:ハハハ(笑)! 大根:あの人は俺にとって先輩でもあるから、監督と俳優っていう関係ではなく、思ったことを結構ズバズバ言ってくるんですよ。それで「一言でビシッといくには『もうええでしょう』しかないんじゃないですかね」って説明したら、「分かった。今から(別のセリフになって)関西弁のイントネーションを覚えるのもめんどくせーし、やる」って。 小池:それが、見事にハマったんですね。 (TOKYO FM「TOKYO SPEAKEASY」放送より)
【関連記事】
- 大根仁&小池栄子 Netflixドラマ「地面師たち」の反響にビックリ!?大根「どこに行っても『地面師たち』の話題ばかりで…」
- 大根仁「小池栄子は“芸能界最強プレーヤー”。こんな人はいない」その理由を本人を前に熱弁!
- 小池栄子「本番はめっちゃ痛くて!」Netflixドラマ「地面師たち」で“恐怖”を感じたハリソン山中役・豊川悦司とのワンシーンとは?
- ピエール瀧「『もちろん詐欺師側に決まってるじゃないですか』って(笑)」Netflix『地面師たち』大根仁監督からのオファー当時のやり取りを明かす
- ピエール瀧「Netflixってちゃんとしてる」「『朝5時集合!』みたいなことがない」話題作『地面師たち』撮影を振り返る