立憲・山岡氏4選 公職選挙法違反で辞職の堀井氏で注目 北海道9区
9区は、立憲の山岡達丸氏が自民の松下英樹氏、共産の立野広志氏を破り、4選を決めた。 【写真】万歳する立憲・山岡達丸氏=北海道苫小牧市 前回自民から立候補した堀井学氏=離党後、議員辞職=の政治資金問題や公職選挙法違反事件で全国的に注目された。山岡氏は「政治活動は有権者の信頼があってこそ成り立つ」と強調し、「信頼ある政治の実現を(自身への投票で)形にしてほしい」と呼びかけた。 山岡氏は当選確実の報を受け、支援者を前に「政治に対する厳しい審判の一つだ。政治改革の議論や地域の様々な課題解決に全力で取り組みたい」と力強く話した。 松下氏は、党9区支部の公募で9月末に支部長に内定し、東京都から苫小牧市に移住した。「銀行員の経験など民間人の視点、感覚を持つ新しい政治家が政界で挑むことが一番の政治改革」と清新さを訴えたが、知名度不足や党への負のイメージを打破できなかった。 立野氏は「政治のゆがみが地域にそのまま表れている」などと自公政権を批判。生活を立て直すと力説したが、支持層の広がりを欠いた。(松本英仁)
朝日新聞社