<五輪サッカー速報>日本、壮絶な点の取り合いもナイジェリアに4-5完敗
マナウスのスタジアムは、日本びいきのファンが多く、声援は日本を後押しするが、後半5分、ウマルにゴール前に進入され、塩谷司(広島)が体を入れて止めようとしたが、ウマルが転倒し笛を吹かれた。このペナルティキックをエテボにゴール左に決められ2-4とリードを広げされた。エテボは、この試合、ハットトリック。 2点を追うことになった日本は、アーセナルへの移籍が決まっているスピードのある浅野拓磨を投入。システムを2トップに変え、攻撃的にシフトした。後半23分にエテボに、この日4ゴール目となるミドルシュートを決められ、3点差となったが、25分に藤春広輝(大阪)の左サイドからアーリークロスに浅野がヒールを合わせてゴール。再び2点差にすると、ベンチはバックアップメンバーからの追加召集となった鈴木武蔵(新潟)を投入、30分には、3人目のカードとなる矢島慎也(岡山)をピッチに送り込んだ。 気温30度、高い湿度の中、消耗戦となったが、日本は最後まで攻め続けロスタイムに鈴木がゴールを決めた。1点差にしたが、守備組織の崩壊が響いた。中2日で戦うコロンビア戦にむけて、どう守備組織を立て直すかが課題になりそうだ。 試合後、手倉森監督は、「先制点を許してしまって、手倉森ジャパンらしくない試合になった。点を取れているから、守備を修正して次に進めればと思う。与えた失点が、あまりにも多すぎたけれど、反省するところを反省すれば、締まったゲームになる。次は勝利を日本へ届けたい」と、気持ちを切り替えていた。