海を望み「防御」当時の技法も使い福岡城の“やぐら”を約4億円かけて復元
福岡城跡で復元整備が進む「潮見櫓(しおみやぐら)」の骨組みが完成し16日、今後の工事の安全を願う上棟式が行われました。 【写真で見る】福岡城の“やぐら”を約4億円かけて復元
約4億円をかけて復元工事中
「潮見櫓」の上棟式には、工事関係者や福岡市の職員など約40人が参加しました。「潮見櫓」は、福岡城にあった木造2階建ての建物です。博多区の寺に移築されていましたが、去年2月から約4億円をかけて福岡城跡で復元工事が進められています。
もとの柱なども再利用される
工事関係者らが、棟木を引き上げる儀式を行い、工事の安全を祈願しました。復元には、もとの潮見櫓の柱なども再利用されるほか、土にわらを混ぜて土壁をつくる当時の技法も使われます。「潮見櫓」は来年の春に完成する予定です。