米テスラ、中国で新型モデルY発売 シェア奪還へデザイン刷新
[上海 10日 ロイター] - 米電気自動車(EV)大手のテスラは10日、中国で新型「モデルY」を発売した。外装のデザインを刷新、車内の機能をアップグレードすることで、小米科技(シャオミ)などのライバルに奪われた市場シェアの奪還を目指す。 テスラの短文投稿サイト「微博(ウェイボ)」への投稿によると、新型モデルYの価格は26万3500元(約3万5900ドル)からで、中国で旧型より5.4%高いという。 中国での納車は、規制当局の承認を経て3月に開始する予定。新型車の他の市場に関する計画の詳細は現時点では明らかになっていない。 テスラは2020年にモデルYを発売、23年には世界で最も売れた車となった。しかし、中国で地元ライバルとの競争が激化、他の市場でもEVへの需要が弱まる中、昨年は販売の勢いが落ちていた。 中国のバッテリー式電気自動車(BEV)市場におけるテスラのシェアは、昨年は10.4%で、23年の11.7%から低下した。