ソフトバンク風間球打「新たな気持ちでやれる」入団3年目のドラ1右腕が待望の本拠地初登板 最速151キロの快速球で三者凡退
◆ウエスタン・リーグ ソフトバンク6―0阪神(29日、タマスタ筑後) ソフトバンクの風間球打投手(20)が、ウエスタン・リーグでの本拠地初登板を1回無失点の快投で飾った。 ■その弾道で入るの?!「ギータ2世」がみせた変態HR【動画】 9回に3番手で登板。先頭の遠藤を149キロ直球で中飛に打ち取ると、豊田も外角低めの直球で二ゴロ。高浜も149キロ直球で中飛に仕留めた。決め球は全て直球で三者凡退に封じ、最速は151キロだった。 プロ3年目でようやく果たした2軍本拠地での初登板。「真っすぐが走っていた。スライダーとか変化球でカウントをとれたのがいい結果につながった」と振り返った。 秋田・ノースアジア大明桜高時代に最速157キロをマークし、2022年に入団したドラフト1位右腕。1年目は右肘の張りなどでリハビリ組での調整を強いられ、2年目は春先に腰椎分離症で離脱。2軍戦にも登板はできなかった。 3年目の今季は順調に調整を進め、ウエスタン・リーグでは早くも2試合目の登板となった。松山2軍監督は「やっぱりいいものは持っている。球も速いし、ストライクゾーンにいけば、それなりに抑えられるんじゃないか」と評価した。 高校時代は世代ナンバーワンと評された剛腕は「以前は自分、自分となっていた。今日は打者と戦う気持ちがいい結果につながった」と笑顔を見せた。さらに「初めてタマスタで投げることができた。これから新たな気持ちでやれるという一戦だった」。本拠地初登板で投じた11球を、3年目の飛躍のきっかけとしたい。(浜口妙華)
西日本新聞社