「大谷翔平が三冠王を手にする」アラエスとの熾烈な首位打者争いを米記者が推測。12年ぶり史上19人目の偉業に最も重要な”ひと押し”
大谷は9月だけで打率.398、10HR、32打点、OPS1.270の異常数値
数字だけを見れば、首位打者争いはアラエスが有利だと言わざるを得ない。しかも、同選手は現地27日のアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦で5打数3安打の固め打ちで、さらに数字を上げてくる可能性は大いにある。しかし、大谷も9月だけで打率.398(98打数39安打)10本塁打32打点、OPS1.270と超異次元な数字を叩き出し、ここに来て猛烈な追い上げ。大逆転での首位打者も夢ではない。 サイモン記者は「最も重要なことは(特に大谷は)、最後のひと押しで三冠王を手にする可能性がある。それは、ライバル投手たちからの助けが必要だからだ」と指摘。つまり、ワイルドカード争いで一戦も落とせない死に物狂いのダイヤモンドバックス投手陣と対戦するアラエスよりも、チーム防御率が全30球団で断トツ最下位(5.44)のコロラド・ロッキーズと対峙する大谷の方が有利だと論じている。 事実、大谷は標高が高く「打者天国」と称される敵地クアーズ・フィールドで54号アーチを含む5打数4安打4打点と大爆発。打率.309、130打点にまで数字を伸ばした。無双状態が続く今の大谷なら、夢の「メジャー三冠王」も現実にしてくれるかもしれない。 構成●THE DIGEST編集部
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