「人気だけじゃやっていけない」旧ジャニーズ事務所が推進する“メンズアイドル改革”
ジュニアの行方は
そこで『週刊女性』は、数々の疑問について聞いてみることに。 問い合わせた内容は、 ・STARTO社始動の正確な日付と、始動によって変わること ・SMILE―UP.はどんな業務をいつまでやるのか ・各タレントの契約形態と、その公式発表予定 ・ファンクラブの運営会社はどこなのかと、会員の個人情報の扱い ・ジュニアの制度は今後どうなるのか といった内容。多くの質問を投げかけたが、広報窓口は、 「現時点でお答えできることはございません」 と答えるのみだった。 では、これからどんなことが変わって、どのようなことを継承していくのか。メディア研究家の衣輪晋一さんに予想してもらった。 「これからも続くこととして考えられるのは、先輩と後輩の関係性ではないでしょうか。SUPER EIGHTの横山裕さんや大倉忠義さんがジュニアを可愛がって育てているように、育成の体制を強化してジュニアのデビューが加速するかもしれません。また、HiHi Jetsや美 少年は、まだジュニアなのが不思議なほどの人気と実力ですし、そろそろデビューするのではないでしょうか」(衣輪さん、以下同) また、新たな活躍の場も考えられるという。 「堂本光一さんも後輩思いですから『SHOCK』シリーズが幕を閉じたあとにジュニアが出演する舞台を新たに作る可能性もあると思います」
一方で、大きく変わる可能性があるのが、デジタル技術の活用だという。STARTO社は《DX化》《グローバル展開》《メタバース市場参入》の3つを新たな挑戦として掲げている。 「今まではアナログに振り切っていましたが、デジタル技術は積極的に取り入れると思います。サブスクの解禁をはじめ、NFT(コピーや改ざんのできない資産価値のあるデジタルデータ)を活用して限定コンテンツを発信したり、メタバースの技術を使って、会場に行かなくてもコンサートの疑似体験ができるようにしたり……。生成AIで、ファンの名前を呼んでくれるようなサービスなども生まれるかもしれません」