LMEで金属が軒並み急落-相場急伸後に利益確定売りが加速
(ブルームバーグ): 30日のロンドン金属取引所(LME)の銅相場は下落。過去最高値を更新した後に下げが続いている。アルミニウムは一時2年ぶり高値を付けた後、下落に転じた。工業用金属全体の急伸後に投資家が利益確定に動いた。
LMEでの幅広い金属売りの中、銅相場は一時3.8%安まで下落。ここ7営業日のうち6日で値下がりしている。鉱山からの供給が逼迫(ひっぱく)し、マクロ重視の投資家が世界経済により楽観的になる中、相場は今年に入り急上昇していた。ただ、ファンダメンタルズより相場上昇が先走りしていると警告する声も一貫して聞かれていた。
LMEの銅相場は前日比322ドル安の1トン=1万135ドルで終了。全ての主要金属が値下がりした。
アルミは64ドル安の2704ドルで終了。一時は2799ドルと、2022年6月以来の高値を付ける場面もあった。
原題:Base Metals Stage Rapid Retreat as Profit Taking Accelerates、LME 3-Month Copper Closes Lower; Tin Drops (抜粋)
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