なぜ獲った…。マンU、冬の大失敗補強(4)期待外れの14番…。移籍金約10億円も出場経った5試合
2024年1月のマーケットが動いている。各クラブがシーズン前半戦に起きた問題を解決するために新しい力を探す時期だ。好機とみれば、ビッグネーム獲得に動く場合もある。今回はイングランドの名門マンチェスター・ユナイテッドが冬に獲得した選手のうち、うまくいかなかった補強を厳選して紹介する。(在籍期間や成績は『transfermarkt』参照)
FW:ゾラン・トシッチ(元セルビア代表) 生年月日:1987年4月28日 移籍金:700万ユーロ(約9.8億円) 在籍期間:09年冬~10年夏 リーグ戦成績:2試合0得点0アシスト プロデビュー間もなくセルビア代表デビューを飾ったゾラン・トシッチは、21歳で迎えた09年冬に700万ユーロ(約9.8億円)の移籍金でマンチェスター・ユナイテッドに引き抜かれた。 同郷のネマニャ・ヴィディッチがサポートし、背番号も14を与えられるなどトップチームの一員として期待されていたが、アレックス・ファーガソンが率いたチームではほとんど試合に絡むことができず。オーレ・グンナー・スールシャールが率いるリザーブチームでの起用が大半だった。 それでも2009/10シーズン後半に武者修行先のケルンで結果を残した。しかし、ユナイテッド復帰後のトップチームで活躍が期待された中、10年夏にCSKAモスクワへ950万ユーロ(約13.3億円)で完全移籍という形でチームを去った。ユナイテッド加入時より高額な移籍金で売却できた点はポジティブに捉えるべきかもしれないが、トップチームでは公式戦わずか5試合に終わり期待値を大きく下回る結果となってしまった。
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