山口県のパートナーシップ宣誓制度、予約受け付けスタート
山口県は19日、性的少数者のカップルを認定する「パートナーシップ宣誓制度」の宣誓日の予約受け付けを始めた。制度は9月1日にスタートし、宣誓を証明する受領カードなどは、県庁と岩国、柳井、周南、山口、宇部、下関、萩の全県民局で交付する。 18歳以上が対象で、一方か双方が県内在住か4カ月以内に転入予定であることなどが要件。宣誓を希望する日の14日前までに男女共同参画課に電話かメールで予約し、宣誓書、住民票、独身証明書を郵送か持参で提出する。交付当日は本人確認などの後、宣誓書の受領証と受領カードなどが渡され、宣誓が完了する。 宣誓したカップルは県営住宅の入居申し込みが可能になる。いずれかが県職員の場合、事実婚のカップルと同様に扶養手当の受給や休暇取得ができる。 自治体による同制度は県内では宇部市が2021年9月に導入。今年4月には山口市と阿武町でも始まっている。 県男女共同参画課☎083(933)2630=平日午前9時~午後4時。
中国新聞社