「クイーンの真美子に…」 大谷の愛犬デコピン名場面をMLB公式が異例の特集「主役の座を奪った」
ワールドシリーズでも登場の期待「仕事はまだ終わっていない」
米大リーグ、ドジャースの大谷翔平投手は25日(日本時間26日)から、自身初のワールドシリーズを戦う。相手は昨季までア・リーグの本塁打王を争ってきたアーロン・ジャッジ外野手の所属するヤンキースで、話題性も十分だ。ところがMLB公式サイトは、大谷ではなく愛犬「デコピン」が演じた名場面の数々を紹介し、注目を集めている。 【画像】「お気づきでしょうか?」「Decopinになってる!」 ユニの背ネームが変わったデコピンと大谷翔平の家族2ショット これは22日(日本時間23日)に掲載された「デコイ・オオタニの最高の瞬間……ここまでの」と題する記事。大谷の心を解きほぐし、活躍を支える愛犬の名場面を集めたものだ。 最初に「最も価値ある子犬」として紹介されたのは、昨秋のア・リーグMVP受賞時に、初めて存在が明らかになった場面だ。MVPの発表を待つグレーのセーター姿の大谷とともに登場し、記事は「オオタニが2023年のア・リーグMVPに輝いた2023年11月、彼の特別なフワフワのゲストが隣に座って主役の座を奪った。問題が一つ……我々は名前が分からなかったのだ!」と、その時点では名前さえわからない謎の存在だったとしている。 さらに「ドジャース入団会見で最も注目を集めたのは? 愛犬の名前は? デコイだった! しかしパスポートの名前はデコピンだ」として、大谷が昨年12月に行われたドジャースへの入団会見で日米2つの名前を明かしたと紹介している。 シーズン中には始球式にも登場した。8月28日(同29日)に本拠地で行われたオリオールズ戦、デコピンは背番号17のユニホーム姿でマウンドに。捕手役の大谷が合図を送るとボールをくわえ、大谷の元へダッシュして見事に成功させた。記事は「デコイは始球式の栄誉を得た。マウンドから完璧なストライクだった」と大絶賛だ。 デコピンの存在は、大谷の装いまで変えた。記事は「昨年は控えめな装いだったオールスターの大谷は、デコイを装飾した特注スーツで登場した」とその変化を指摘。さらには「ウエストの歓喜」として「西地区を制した時、もちろんデコイもそこにいた。オオタニとバスケットボールのクイーン、マミコ・タナカに加わった」と、地区優勝を決めた日の姿を紹介している。 ワールドシリーズでもグラウンド登場への期待が高まっており、記事は「オオタニとドジャースの仕事はまだ終わっていない。デコイも同じだ。球界のフワフワのアイコンの登場をもう一度見ることはできるだろうか? あと4試合勝つことでそれも可能かもしれない」と締めくくられている。世界一で大団円となるのだろうか。
THE ANSWER編集部