センバツ交流試合抽選会 創成館ナイン闘志新た 対戦相手は平田(島根) /長崎
8日に開かれた2020年甲子園高校野球交流試合の組み合わせ抽選会で、創成館(諫早市)は8月11日(2日目)の第2試合で平田(島根)との対戦が決まった。春のセンバツ中止で涙をのんだ創成館ナインは、夢舞台での一度きりの勝負を見据え闘志を新たにした。【松尾沙織、今野悠貴】 【動画】センバツ出場校、秋季大会熱闘の軌跡 平田は県立校。限られた環境と練習時間の中で実力をつけ、昨秋は接戦を勝ち抜いて中国大会で8強入りし、21世紀枠でセンバツ出場を決めた。一方、昨秋の九州大会で4強入りした創成館は鉄壁の守りが最大の持ち味で、好勝負が期待される。 抽選会は午後5時過ぎ、全国32の出場校をオンラインでつないで実施され、創成館の上原祐士主将(3年)は校内の一室でパソコンの画面越しに参加。対戦校が決まると表情を引き締めた。 稙田(わさだ)龍生監督(56)は同校そばのグラウンドの監督室で抽選会を見守り、対戦校が決まると「決まったな」とつぶやき深呼吸した。「県独自大会で優勝し、県代表として、何試合分もの気持ちを1試合に込める」と意気込んだ。 上原主将は「ようやく実感がわいてきた。憧れの舞台で自分ができる最高のプレーをしたい。対戦相手は守備がいいチームだが、勝ちにこだわる」と必勝を誓った。 〔長崎版〕