ルカク、サウジ行きにも前向き?「多くの人が考えるよりずっとレベルは高い」
ベルギー代表FWロメロ・ルカクは、サウジプロフェッショナルリーグ(SPL)への移籍に前向きなようだ。『ESPN』が伝えた。 過去2シーズンはチェルシーからレンタルの形でインテル、ローマでプレーしたルカク。しかし『ESPN』によると、ローマは買い取りに動く可能性は低く、一度所属元チェルシーに復帰することになると伝えている。しかし、チェルシー側も週給32万5000ポンド(約6500万円)と高給を受け取るベルギー代表FWを今夏の移籍市場で放出する考えであるという。 そんな中で情報筋が『ESPN』に語ったところによると、チェルシーは昨夏の時点でアル・ヒラルのオファーを受け入れていたが、ルカク自身が断ったという。しかしそれから1年が経過し、選手の考えが変わりつつある模様。クリスティアーノ・ロナウドやカリム・ベンゼマらスーパースターが活躍することで、SPLのレベルが上がったと感じているようだ。昨夏に移籍を躊躇した理由を尋ねられたルカクは、『HLN』に対して自身の率直な思いを語っている。 「みんながサウジアラビアに行ったのは、僕がサインできるようになってからだった。だからしばらくは怖かったんだ。(今は)サウジアラビアが僕を止めることはないだろう。サウジアラビアのレベルは上がるばかりで、多くの人が考えているよりもずっと高いレベルにある。ますます多くの選手がそこでプレーするようになるだろう」 「また、サウジアラビアのファンがサッカーをどのように体験しているかという理由もある。インフラはまだ改善する必要があるが、ヨーロッパのビッグクラブは皆『サウジアラビアがくる』ことを知っている。ボクシングやゴルフ、F1ではすでにそうなっている。」 またルカクは、「多くの人が話したがるのは、僕にエージェントがいないからかもしれない。でも、僕が決める。自分の状況は自分でコントロールする。そしてそれを説明すれば、誰もが納得してくれる。どこかに残るか去るかを決めるときはいつも、ある要因のおかげで正しい選択をしてきた。例えば、監督との関係とかね」と語り、今夏の移籍の可能性を示唆している。