2024年に使うべき最強ポッドキャストアプリ、まとめました
Google Podcastsが2024年4月に終了します。 Googleはこれまでにも、いくつものサービスを終わらせてきましたが、そこに加わるアプリがまたひとつ増えるわけです。これにより、多くのAndroidユーザーが、定番ポッドキャストアプリの選択肢を失うことになります。 iOSユーザーが置かれている状況も、思わしくありません。Apple PodcastsはiOS 14以来、耐え難いと言わざるを得ないレベルのサービスを提供し続けています。最新となるiOS 17のアップデートでも、その残念なユーザーエクスペリエンスはほとんど解消されていません。 幸いなことに、ポッドキャストはとても人気があるおかげで、AndroidでもiOSでも、優れたポッドキャストマネージャーがかつてないほどに登場しています。 この記事では、モバイルデバイス用ポッドキャストマネージャーのなかで、私がぜひともおすすめしたいベストアプリと、もっと斬新なアプリを探している人のための予備の選択肢をいくつかご紹介します。
最強のポッドキャスト・アプリは「Pocket Casts」
Pocket Castsは、ほかのポッドキャスト・マネージャーに入っている便利機能をほぼすべて備えているばかりか、独自機能も多数搭載しています。 しかも、インターフェイスが洗練されているおかげで、そうした機能が使いやすくなっています。そして何より素晴らしいのが、無料ということです。 なかでも突出しているのが、オーディオ拡張機能です。ビルトインの「ボリュームブースト」機能を使うと、背景の音楽や騒音が小さくなるので、人の声が聞き取りやすくなります。 「無音時間のカット」機能を使うと、エピソード内の無音部分がカットされます。再生速度も、0.5~3倍の範囲で調節可能です(速度を変えても、声のピッチは変わりません)。 優れているのはオーディオ拡張機能だけではありません。サブスクしている番組や再生箇所を、複数のデバイス間で同期することも可能。 新しい番組を見つけるための機能も充実しているので(エピソードで検索することもできます)、特定の話題を取り上げている番組を、すべて見つけることができます。 再生履歴も確認できます。さらには、デバイスに保存したサードパーティのメディアファイルを再生したり、設定時刻になると番組が一時停止されるようにスリープタイマーをセットしたり、といったことも可能です。 わずかとはいえ、不満もある こうした機能が満載されているとはいえ、無料版のPocket Castsが完璧かというと、そうではありません。たとえば、プレイリストとフィルターのオプションは、もっと強力でもいいような気がします。 好きなようにプレイリストをつくったり、事前設定されたいくつかのカテゴリーを使って、サブスクしている番組や、ダウンロードしたエピソードのリストをフィルターにかけたりすることはできますが、サブスクしている番組をトピック別に分類したり、自己更新するプレイリストを自分で作成したり、などはできません。 こんなにもたくさんの機能が詰め込まれていることを考えると、このアプリにこうしたカスタマイズ機能が欠けているのは、何とも解せません。 こうした点は気になりますが、それでも私はPocket Castsのルック&フィールが気に入っています。 基本的な機能がすべて網羅されているだけでなく、カスタマイズ可能なジェスチャーの選択肢も、いくつか用意されています(設定すると、左スワイプでエピソードをアーカイブに保管できます)。それに、ダークテーマもあります。 Pocket Castsの無料版は、AndroidとiOSで利用でき、ここまでにご紹介したすべての機能が使用可能。 ですが、もっとたくさんの機能をさまざまなデバイスで使いたいなら、有料版Pocket Casts Plusはいかがでしょう。MacとWindows、ウェブ、Apple Watchでも、Pocket Castsが利用できるようになり、すべてのコネクテッドデバイスでアクセスできる10GBのクラウドストレージも追加されます。