阪神・岡田監督 前半残り9戦ノルマは貯金プラス2 上々ターンへ捕手3人制 代打原口「いつでもいける」
阪神の岡田彰布監督(66)が11日、中日との3連戦(12~14日・バンテリン)に向けて新大阪駅で取材に応じ、球宴までの残り9試合で貯金2の上積みをノルマとした。 【写真】プロ5年目で初昇格の藤田 緊張の面持ちで名古屋入り 借金生活の危機にひんした6日・DeNA戦(甲子園)から全て逆転での4連勝を飾り、貯金4を積み上げた。首位・巨人と0・5差の2位に浮上。前半戦のラストスパートを前に「まあ(残り)9試合やから1個2個、貯金作れたらええんちゃう」と青写真を描いた。 指揮官の理想通りに事が運べば、貯金6で前半戦を終えられる。同11で折り返した昨年には及ばないが、“投高打低”にあえぐ現状を考えれば十分な成果とも言える。 貯金増へ次の一手も用意している。12日から藤田を1軍に昇格させる。3人目の捕手をベンチに待機させることで、捕手の打順で気兼ねなく代打を送れるなど作戦の幅も広がる。第3捕手も可能だった原口の起用にも制限がなくなり「そら、(原口を代打で)いつでもいけるようになるからなあ。大山もライト守らんでええやろ」と冗談交じりに効果を強調した。 さらに「ピッチングコーチと相談して、変える可能性もあるわな」と後半戦のローテ再編にも言及。常に先を見据えながら、連覇へ最善の手を模索し続けている。新幹線の車窓から報道陣に手を挙げた。連勝街道をひた走るかのように、虎将は名古屋へと向かった。