プラザホテルむつ(青森県)、BBHに経営移管 名称、雇用は継続
青森県むつ市の「プラザホテルむつ」の経営が、運営していた「むつ中央観光」(同市)から「ブリーズベイホテル」(BBH、横浜市)に移管したことが8日、両社への取材で分かった。名称は変えずに営業しており、従業員約50人の雇用も全員継続された。 プラザホテルむつは1998年開業で、現在の客室数は103室。同ホテルの会長を務めていた中新鐵男氏によると、経営は安定していたが、国内外の観光客を下北地方に呼び込み、対応するためには大手業者と手を組む必要があると考え、数年前から相手を探していた。BBHと方針が一致し、昨年12月25日に経営移管した。 宿泊規模は変わらず、宴会業務も継続する。BBHの担当者は、グループとして展開する強みを生かしたイベントなどを検討していく-とした。経営移管後も同ホテル相談役に就いた中新氏は「国内外から幅広く宿泊客を受け入れられる体制をつくり、下北の観光・物産振興の起爆剤になれば」と語った。 BBH公式ホームページによると昨年12月現在、全国で152のホテルを運営しており、県内はプラザホテルむつのほか弘前市に2カ所ある。