武田真治、令和版『南くんの恋人』に主人公の父役で出演 「今回演じるのは南くんではありません」
武田真治、撮影当時の思い出は「実は高橋由美子さんにあまり会っていない」
以下、キャストのコメント全文 ○武田真治(堀切信太郎・役) ――今作『南くんが恋人!?』へのご出演にあたり、企画を聞いた際どんな印象を持たれましたか。 「内田春菊さん原作のこの作品に再度関わることができるとは思ってもいなかったですし、しかも脚本は岡田惠和さん。今回演じるのは“南くん”ではありませんが、自分としては“出世作”にもなったシリーズの新作に関わることができるのがうれしくて、打ち震えましたね!」 ――今作の脚本は武田さんが出演された『南くんの恋人』も手掛けた岡田惠和さんですが、あらためて今作への出演で楽しみなことなどはありますか。 「僕が南くんを演じた『南くんの恋人』は、物語も本当に面白かったですし、ぶっ飛んだストーリーに視聴者の皆さんもついてきてくれました。当時は昭和から平成になって間もない頃で、学園モノというとちょっと悲しいストーリーのものが多く、その中では新しいタイプの学園モノでした。着ていた衣装や髪型、高橋由美子さんが歌う主題歌など、全てがムーブメントになっていったことを覚えています。今回はきっと僕よりも若いスタッフに囲まれて撮影をしていくと思いますが、今の自分たちがいいと思うものを全部取り入れて、みんなで楽しくのびのびやっていけたらなと思います」 ――『南くんの恋人』撮影当時の思い出で印象に残っていることはありますか。 「実は高橋由美子さんにあまり会っていないんです(笑)。当時、たくさんの視聴者が会いたかった高橋由美子さん演じる“ちよみ”に、僕も同じように会いたかったのを覚えています。あとはそうですね、ピンク色のGジャンを着ていたと思うんですけど、あれ、僕の自前だったんです。今でもとってあるので、今作でも一度はご披露したいと思っています(笑)」 ――今回演じる堀切信太郎をどんな風に演じたいと考えていらっしゃいますか。 「僕が演じる信太郎は、ちよみの父親なのですが、血の繋がりはない複雑な家族構成でもあります。『南くんの恋人』で振り返ってみると素敵だったのは、『小さくなってしまうことで、うまく伝えられない悩みに大人も向き合い、一緒に成長していく』というところもうまく描かれていたことだったように思います。今回は僕もその大人の側になり、悩みを抱える娘と向き合うことになるわけですが、その戸惑いやハラハラを全国の娘を持つお父さんにも共感してもらえるといいなと思います。岡田さんの脚本ではそういった“今の時代のお父さんの姿”、“娘との向き合い方”も描かれているので、うまく表現していけたらと思います」 ――もしも15cmの手のひらサイズになったら、やってみたいことはありますか。 「日常が全部日常ではなくなって、全てが大冒険になるのでしょうね…。30年間想像したこともなかったな…。やっぱり僕は小さくならなかった方だったので(笑)! 30年前は15cmになった女の子をポケットに入れて学校に通ったので、僕も誰かのポケットに入っていろんな人の日常を体験してみようかな…!」 ――ドラマを楽しみにされている視聴者の皆さんにメッセージをお願いいたします。 「この夏一番面白いやつです! ぜひ楽しみにしてください!」 ○沢村一樹(南晴幸・役) ――今作『南くんが恋人!?』へのご出演にあたり、企画を聞いた際どんな印象を持たれましたか。また、『南くんの恋人』はこれまでに何度も映像化されている名作ですが、作品への印象などもお聞かせください。 「僕はあんまり漫画を読むタイプではないのですが、実は『南くんの恋人』は原作を読んでいて、すごく泣いたのを覚えています。映像化も数多くされていますが、今回のような【男女逆転】は初めてだそう。脚本も岡田惠和さんなので、切ないお話になるんだろうな、と思うので、そのような作品に参加できてうれしかったです」 ――今作の脚本はこれまでの『南くんの恋人』も手掛けた岡田惠和さんですが、脚本を読まれた感想をお伺いできますか。 「岡田さんとは何度もお仕事をさせていただいていますが、とにかく緻密に計算された脚本だという印象です。登場人物1人1人に温かい命を吹き込んでくださるので、読んでいて楽しいのと同時に、少しプレッシャーも感じます(笑)。今作もすごく優しい脚本になっていますので、この本の雰囲気をちゃんと伝えられるかな、とプレッシャーを感じながら、楽しく演じられたらと思っています」 ――今回演じる南晴幸をどんな風に演じたいと考えていらっしゃいますか。 「僕が演じるのは、小さくなってしまう南くんの父親です。まだ頭の方の台本しかできていないのですが、これからどんどん、岡田さんならではの『父と息子のやりとり』が出てくるんだろうなぁ、と楽しみにしています」 ――もしも15cmの手のひらサイズになったら、やってみたいことはありますか。 「まずはスーパー銭湯に行くでしょうね(笑)。普段入れないところに入ったり…(笑)。うちはネコを飼っているので、ここぞとばかりにいじめられそうだな…!」 ――ドラマを楽しみにされている視聴者の皆さんにメッセージをお願いいたします。 「とっても優しい、甘くて切ないドラマです。今までにない素敵なストーリーをお届けしたいと思っていますので、皆さんよろしくお願いします」 ○光石研(山高晋一・役) ――今作『南くんが恋人!?』へのご出演にあたり、企画を聞いた際どんな印象を持たれましたか?また、『南くんの恋人』はこれまでに何度も映像化されている名作ですが、作品への印象などもお聞かせください。 「内田春菊さん原作の作品で、これまでにも数々評判になってきた作品にお声をかけていただけてとてもうれしく思っています。このような恋愛モノのお仲間に入れていただけるのは、うれしいですね!」 ――今作の脚本はこれまでの『南くんの恋人』も手掛けた岡田惠和さんですが、脚本を読まれた感想をお伺いできますか。 「岡田さんの作品はいくつか出させていただきました。一見、読みづらそう、やりづらそうに見えるのですが、何回かやっているうちにすごく肌なじみがよくなってくるんですよね。セリフ1つ1つも粒立っていて、ともすると歌詞のように見ている方に届くこともあり、それが岡田さん独特の魅力だと思っています。大好きな岡田さんの脚本の世界に入れるのがとても楽しみです」 ――今回演じる山高晋一をどんな風に演じたいと考えていらっしゃいますか。 「僕が演じる山高はちよみも所属するバスケ部のコーチ。明るい先生ですが、ちょっとおっちょこちょいなところもあって生徒からは慕われています。楽しく演じられたらいいなと思っています」 ――もしも15cmの手のひらサイズになったら、やってみたいことはありますか。 「考えてみたけれど、どんな答えがいいのか思いつかず、皆さんがどんな風にお答えになっているのか気になっています(笑)。そのサイズなら食費も浮きそうだし、誰かのポケットに入って映画でも見に行ったら楽しそうだな、なんとそんなことしか思い浮かばなかったんですよね(笑)」 ――ドラマを楽しみにされている視聴者の皆さんにメッセージをお願いいたします。 「今回の作品は、いろんな世代の方に見ていただいて、楽しんでいただける作品になると思います。若いキャストの皆さんに置いていかれないように、僕ら中年も一生懸命併走していきたいと思います!」