16日から宮邸前で一般の記帳受け付け 三笠宮妃百合子さま逝去で両陛下や愛子さま上皇ご夫妻など相次いで弔問
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天皇陛下の大おばにあたる三笠宮妃百合子さまが、15日朝早く、老衰のため逝去されました。皇室で最高齢の101歳でした。 百合子さまのお住まいがある赤坂御用地前から、フジテレビ社会部・宮崎千歳記者が中継でお伝えします。 101歳の安らかな旅立ちに、皇室の方々はこれから当面、喪に服されることになります。 宮内庁・永井良三医務主管: 病院にはこれまで、できるだけの手を尽くしていただきましたが、ご高齢ということもあり、本日早朝から血圧が低下され、6時32分にご薨去(こうきょ)されました。 皇室の医療を統括する永井医務主管は、百合子さまが先週までリハビリを続け、徐々に全身の機能が低下し、老衰のため安らかに息を引き取られたと説明しました。 百合子さまは15日午前9時半ごろ、入院先の病院を後にし、長年住み慣れたお住まいに戻られました。 昼ごろには両陛下が三笠宮邸を訪れ、2024年の元日、新年の儀式で挨拶を受けられて以来の悲しみの対面となりました。 年長の百合子さまを案じていた90歳の上皇ご夫妻や、両陛下の長女・愛子さま、秋篠宮ご一家など皇族方も相次いで弔問されました。 16日からは宮邸の前で一般の記帳が受け付けられ、葬儀は皇室の伝統にのっとって行われます。 重篤な状況が続く中、1週間にわたりご家族とお別れの時を持たれ、三笠宮さまが96歳で心機能が低下した際、手術を希望し回復へと導かれたのも百合子さまでした。 そうした決断力や精神力、生命力は皇室全体の大きな支えだっただけに、深く大きな悲しみが広がっています。
フジテレビ,社会部