高校生が地元企業の取り組み学ぶ 福島県須賀川市でTECツアーズ 2年生300人が参加
高校生に福島県須賀川市の企業の魅力を伝え地元への就職を後押しする「すかがわTECツアーズ」は18日、市内16事業所で行われ、参加した生徒が各社の取り組みなどを学んだ。 地元企業のものづくりの現場を公開して、認知度のアップと若者の流出に歯止めをかけようと実行委員会が主催し、昨年から実施している。 須賀川創英館高と岩瀬農高の2年生約300人が参加した。企業の中から興味のある企業を2社選び、バスツアー形式で訪れた。 ソフトウエア・アプリケーションを開発する「クラフト」には約20人が訪れた。細井潤社長がプログラマーやシステムエンジニアの仕事ややりがいなどを分かりやすく説明したあと、理系文系にこだわらずに会社が求める人材像などを話した。その上で「福島県や須賀川地方にはいい会社がたくさんある。私はこの会社なら頑張れる―と思える企業とぜひ巡り合ってほしい」と期待した。生徒は実際にプログラマーの仕事を見学しながら、その魅力について理解を深めた。
11月21日には清陵情報高の1年生約200人を対象にすかがわTECツアーズを実施する。 参加企業は次の通り。 アルファ電子食品事業部、岩通マニュファクチャリング、エスケー電子工業、大内新興化学工業須賀川工場、笠原工業、神田産業、吉城光科学、クラフト、須賀川瓦斯、須賀川東部運送、東京工装、トキワ印刷、林精器製造、福島タネセンター、武蔵野精機、和田装備 (県南版)