「家族4人で食費月3万円台」は可能ですか? 食費を抑えて小学生の子ども2人の大学進学費用を貯めたいです。
家計支出を抑えようとすれば、まず頭に浮かぶのは食費の削減でしょう。小学生の子ども2人を持つ家庭では、将来の大学進学費用を考えると、節約は必須といえます。しかし、食費を月3万円台にすることは現実的なのでしょうか。 本記事では、総務省統計局の家計調査データから実際の食費を紹介しながら、食費削減の方法と、この目標の可能性について考察します。 ▼節約のために「カップラーメン」はNG? 栄養バランスと節約を両立させる方法とは?
統計でみる食費支出
総務省統計局が2022年に全国約9000世帯を対象に行った家計調査によると、4人世帯(有業者1人)の平均月間消費支出は約31万5000円で、そのうち食費は約8万4000円となっています。つまり、消費支出の約27%が食費なのです。 また、2021年の都道府県別の調査でも、全国平均値が27.2%となっています。以下で、都道府県別のデータを紹介します。 ・上位5位は? 第1位は大阪府で31.4%、第2位は沖縄県で29・3%、第3位は秋田県で29.2%、第4位は神奈川県で28.8%、第5位は和歌山県で28.8%です。月間消費支出を31万5000円とすると、大阪府は約9万9000円となります。 ・最下位はどこ? 最下位は鹿児島県の23.6%です。月間消費支出を31万5000円とすると、約7万4000円となります。 ・3大首都圏は? 東京都は第11位で28.2%、大阪府は第1位で31.4%、愛知県は第7位で28.6%です。月間消費支出を31万5000円とすると、東京都は約8万9000円となります。 月間消費支出を31万5000円と考えた場合、第1位の大阪府と第47位は鹿児島県の月の食費の差額は約2万5000円となります。
食費を削減する方法
食費を削減するためには、以下のような方法があります。 ・家計簿をつけ、現在の食費の実態を把握する ・あらかじめ献立を立てて必要な食材だけ購入する ・食品ロスをなくす ・外食を控え高価な食材の代わりに旬になると安くなる食材や地元の食材を活用する ・まとめ買いや割引セールを利用する これらの工夫を積み重ねることで、食費の削減は十分可能です。