宮城野親方の“兄貴”旭鷲山が相撲協会に「白鵬をいじめ過ぎ」 電話で宮城野親方が語った“苦い本音”
“僕の責任ですから。一生懸命頑張ります、兄貴”
北青鵬の暴力は公表されている内容よりもひどかったといわれており、宮城野親方に弁解の余地はない。だが、日本相撲協会がかつての貴乃花(51)や現在の宮城野親方などの気に入らない敵を排除してきた一方、お仲間には甘い対応を繰り返しているのも事実だ。 昨年、陸奥(みちのく)部屋でも暴力隠蔽問題が発覚したが、協会ナンバー2の事業部長だった元大関霧島こと陸奥親方(64)の処分はたんなる報酬減額にとどまった。 今回の大阪場所が始まって2、3日目に、旭鷲山はモンゴルから宮城野親方に電話をかけている。 「モンゴルのメディアでも、宮城野部屋が消滅しそうな状況について“日本人が白鵬をいじめすぎだ”と問題になっています。そんな中で僕のところにある記者が取材に来た。“だったら直接、聞いてみるよ”と、白鵬本人に電話しました」(同) すると、宮城野親方は1~2分の短い時間でこのように語ったという。 「本人は落ち込んだ声でしたが“僕の責任ですから。一生懸命頑張ります、兄貴”と言いました。日本相撲協会や他の親方衆への文句は一切なかった。“男だな”って思いましたよ」(同) 今後、旭鷲山は宮城野親方の処遇次第では、日本の文部科学省に厳重な抗議を行う予定だそうだ。 さて、旭鷲山の魂の叫びは日本相撲協会に届くのか。それとも、相変わらずの恣意的な処遇やえこひいきが続いていくのか――。3月28日発売の「週刊新潮」では、旭鷲山が戒めたという、宮城野親方のモンゴルでの“狼藉”などについて詳しく報じる。 「週刊新潮」2024年4月4日号 掲載
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