芝生の「龍」が躍動 名護市の特養ホーム 沖縄
【名護】名護市豊原の特別養護老人ホーム「久辺の里」の小さな三角形の庭園が、施設管理を担う職員、松川泰之さんによる見事な芝生管理と豊かな創造性により変貌し、琉球国王の象徴でもある龍が躍動する姿を浮かび上がらせた。 【写真】休憩中のゴジラ?薄暗くなると浮かび上がる…道路沿いの草木が話題
庭園に配置された物には意味があるという。龍の目の位置に水晶玉が据えられ、「真実を見通す洞察力」を意図する。龍の頭上にある「鳳凰」は、沖縄を燃え上がる火の鳥の如くに、蘇生へと導く。「水瓶」は人間の生命の根源を意味し、三角形の頂上部分には「鯛」が据えられ、人間として生まれたこと自体が「愛(め)でたい」ことを比喩している。 (池辺賢児通信員)
The Ryukyu Shimpo Co., Ltd