金利にらみの神経質相場で「買い安心感」のある増額3銘柄
来週の日本株相場は引き続き、アメリカの長期金利の動向をにらみながらの神経質な展開となりそうだ(写真:ブルームバーグ)
11月9日の米国株市場で長期金利上昇を嫌気してダウ平均株価が続落したことを受けて、翌10日の日経平均株価は一時、前日比で400円近く下落した。ただ、後場に入ると半導体関連銘柄が買い進まれるなど、下落幅を大きく縮小した。終値は前日比78円安の3万2568円と小幅に反落した。 来週(13~17日)は、アメリカの長期金利の動向を横目でにらみながらの神経質な推移となりそう。焦点は現地時間の14日に発表されるアメリカの10月の消費者物価指数だ。強めの内容となれば、金利上昇懸念から波乱展開のリスクもある。ただ、佳境を迎える2023年4~9月期(2Q)決算の内容を好感した個別銘柄買いが下支えとなりそうで、全体相場の下値は限定的となりそうだ。 来週の日経平均の想定レンジは3万2000~3万2800円とする。
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冨田 康夫