【K-1】レオナ・ペタス「格闘技の本質を履き違えているヤツが多い。格闘技の本質は“強さ”」「俺が強くなったか弱くなったか、12月9日に分かる」
2023年12月9日(土)エディオンアリーナ大阪『K-1 ReBIRTH 2』にて、スーパーファイトのK-1スーパー・フェザー級3分3R延長1Rでレミー・パラ(フランス/CARCHARIAS)と対戦するK-1スーパー・フェザー級王者レオナ・ペタス(THE SPIRIT GYM TEAM TOP ZEROS/LARA TOKYO)。 【写真】2021年3月、武尊とK-1史上に残る大激闘を演じたレオナ 2022年9月の「K-1 WORLD GP 第5代スーパー・フェザー級王座決定トーナメント」で優勝し、王座に就いて以来の復帰戦となるレオナ。最近では皇治を始めとして他団体の選手へSNSを通じて次々と喧嘩を売ることが話題となっているが、その真意も聞いた。 ■今は石からダイヤモンドになりました ――約1年3カ月ぶりの復帰戦が近付いてきました。現在の心境は? 「やっとお客さんにお披露目できるなって感じですね」 ――そのお披露目というのは、この1年3カ月でやってきたことということですか? 「そういうことになると思います。レオナ・ペタスがどうなったのか、と。ブランクもあって弱くなったかもしれないし、強くなっているかもしれないって幻想があるじゃないですか。その幻想がどっちなのかをお披露目する機会が来たなっていうことですね」 ――右拳の手術を終えた後の練習はどのように? 「右手以外を鍛えていました。骨盤から骨を取って移植したので腰も痛かったんですが、腰の方は割と早く治ったので右手以外で出来ることは全部しましたね」 ――左手の使い方、蹴りが以前よりもレベルアップしたと? 「間違いなくそうなります」 ――右手を使えるようになったのはどれくらいで? 「手術して1カ月くらいは殴ってはダメと言われていて、そこから徐々に殴っていいとは言われたんですけれど痛くて。殴れるどころではなかったです。それでもちょっとずつ回復していって、今はもう完全復帰ですね」 ――打つ時に不安はありませんか? 「最初は不安でしたね。でも今は何も考えず、躊躇せずに打つことが出来ます」 ――右手を全く使えなかったわけですよね。衰えは感じませんでしたか? 「筋肉が衰えた感じはありました。でも、殴れなかっただけでシャドーとかは出来たので、フォームは以前よりも綺麗になりましたね。そのおかげで今は石からダイヤモンドになりました(※レオナのキャッチフレーズは石の拳)。以前よりも間違いなく威力が上がっています」 ――右手以外で練習していたことで、他の技でも倒せる自信はついた? 「本当に当たれば倒せるんじゃないかと思うくらいになりましたね」 ――それを見せるのが今回の試合ということですね。 「でも、それがもしかしたら自己満だったのかもしれないし(笑)。その答えが12月9日に分かるので楽しみにしていて欲しいですね」 ――対戦するレミー・パラ(フランス/CARCHARIAS)選手の試合映像を見たと思うのですが、改めてどんな印象か教えてください。 「ヘタクソなんですね」 ――ヘタクソ!? 「いい意味で本当にヘタクソなんです。自分のやりたいことしかやらない。アマチュアみたいな戦い方をするんですよ。逆にやりにくい相手だと思いますね。でも僕はチャンピオンなので、それをぶっ飛ばさないといけない使命がある」 ――変則的なリズムということですね。それでも自分の敵ではないという意識ですか? 「全然、話にならないと思います。それは12月9日に分かります(笑)。いざやってみたら“あれ? 違うぞ”となるかもしれないし、“やっぱりそうだよね”となるかもしれない。その答えを見て欲しいです」 ――ブランクは心配じゃないですか? そこで苦しむ選手は多いですよね。 「僕は他の選手とは違うので。一緒にしないでください(笑)」 ――相手がサウスポーというのはどうですか? 「右が復活したことによって全然問題なくなりました。中村寛とやった時は右が全然使えなかったので何発かを狙ったところにしか打てなかったんですけれど、今はむやみやたらに打ちまくれるので。元々サウスポーは苦手ではなかったんですよ」
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