東邦の河合佑真選手＝愛知県東郷町で、高井瞳撮影

　＜第９１回選抜高校野球　センバツ高校野球＞ 　この冬に鍛えた長打力と、持ち前の俊足でチームを勝利に導く。 　昨秋の名古屋地区予選の準決勝。２点を追う七回に２死満塁のチャンスで打順が回ってきたが、フライに打ち取られた。六回まで、すべて３者凡退に抑えられていた中、仲間が作った唯一の逆転のチャンスをつかむことができなかった。「自分のせいで負けた。次のチャンスは無駄にしたくない」と冬は打撃を磨いた。 　タイミングの取り方をつかむため、プロ野球選手の動画を見たり、ソフトバンクの内川聖一選手の本を読んだりしてグリップの握り方を学んできた。春を前に、練習試合では２本の本塁打を放つなど手応えを感じている。 　５０メートル６秒の俊足も自慢だ。中学時代は地元の蒲郡市の地区大会で１００メートルの部で１位となった。出塁後は、足を使った攻撃で相手バッテリーを揺さぶる。 　センバツを前に、「積極的に塁に出て、足を使って仕掛けていきたい」と気合十分だ。【高井瞳】＝随時掲載 ……………………………………………………………………………………………………… 　◆自分の特長は？ 　◇身長１８０センチ、体重７４キロ 　◇右投げ、右打ち 　◇蒲郡市立三谷中出身 　◇中堅手 ……………………………………………………………………………………………………… 　＜マネジャーから一言＞ 　周りのことをよく見ている頼れる副キャプテン。みんなから慕われている。