原英莉花は4人目の連覇&大会3勝目なるか 女子ゴルファー日本一決定戦
◇国内女子メジャー◇日本女子オープンゴルフ選手権 事前情報◇大利根CC 西コース(茨城)◇6845yd(パー72) 【画像】アン・シネが涙の引退…お疲れ様でした 女子ゴルファー日本一を決める国内メジャー第3戦が26日(木)に開幕する。秋のビッグトーナメントには、地区予選からの突破を含めて120人(アマチュア38人)が出場。60位タイまでが決勝ラウンドに進み、賞金総額1億5000万円(優勝3000万円)をかけて争う。 日本ゴルフ協会(JGA)が創立100周年を迎える今年は茨城県の大利根CCが舞台。宮里美香が制した直近の2010年は東コースを使用しており、西コースでの開催は初のJGA単独主催だった1971年に樋口久子が大会4連覇を飾って以来となる。名匠・井上誠一設計で松林によってセパレートされたコースは高低差のないフラットな造り。バンカーや池などハザードを巧みに配した18ホールは大会史上最長の総距離6845yd(パー72)を誇る。 福井県の芦原GC海コースで行われた前年は原英莉花が2020年に続く大会2勝目。最終日を首位スタートで逃げ切り、12人目の日本女子オープン複数回Vを達成した。57回目を迎える伝統の大会で連覇を成し遂げたのは樋口、畑岡奈紗、勝みなみの3人だけ。大会3勝以上も樋口、畑岡、ト阿玉しかいない。大舞台での強さを発揮して未勝利が続くシーズンのモヤモヤを吹き飛ばしたい。 7月「アムンディ エビアン選手権」で日本勢4人目の女子メジャー優勝者となった古江彩佳が2年連続の出場。母国でスポット参戦を続ける直近2試合は「ソニー日本女子プロ選手権」15位、「住友生命レディス東海クラシック」17位と上位争いに絡めていない。2016年の初出場から8度目の参戦で初の国内メジャータイトルを狙う。 今季6勝でメルセデスランキング1位の竹田麗央は日本女子プロから国内メジャー2連勝がかかる。ランク2位の山下美夢有は前週を右ひざ痛で欠場して“復帰戦”。小祝さくら、岩井明愛といった上位陣にも初の国内メジャー制覇がかかる。 申ジエ(韓国)は国内メジャー4大会で唯一勝ったことがないタイトルへの挑戦。前週に涙の初優勝を遂げた安田祐香は2019年以来の日本女子オープン。プロになってから初めての大会出場だ。 <主な出場予定選手> 原英莉花、青木瀬令奈、天本ハルカ、岩井明愛、岩井千怜、上田桃子、川崎春花、菊地絵理香、桑木志帆、小祝さくら、佐久間朱莉、櫻井心那、申ジエ、竹田麗央、藤田さいき、古江彩佳、宮里美香、安田祐香、山下美夢有、横峯さくら