ECBレーン氏、現在のディスインフレ局面が平坦でないのは必然
(ブルームバーグ): 欧州中央銀行(ECB)のチーフエコノミストを務めるレーン理事は、消費者物価の上昇が順調に減速するとは考えにくいと述べた。
レーン氏は2025年にインフレ率が目標の2%まで戻ることに確信を示したが、賃金とサービスコストは依然として押し上げられていると指摘した。
同氏は15日、ダブリンで講演し、「現在のディスインフレ局面が平坦でなないのは必然」と述べ、「エネルギー部門のベース効果と今年はイースター(復活祭)の時期が早かったことに伴う3月のサービスインフレに対する上振れの反動を理由に、総合インフレ率は短期的に現在の水準付近で変動が見込まれる」と続けた。
原題:ECB’s Lane Says Current Disinflation Is ‘Necessarily Bumpy’
(抜粋)
--取材協力:Olivia Fletcher.
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Jana Randow